2021年02月17日06:58
要望書に対する教育委員会からの回答について≫
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おはようございます✨
「浜松の持参米飯を考える会」は、昨年秋、約2か月間にわたって行われたネットアンケート結果をもとにした要望書を昨年12月21日(月)に浜松市教育委員会へ提出しております。
その要望書に対する回答を教育委員会より頂けましたので、今日はその内容をお知らせしたいと思います
↓↓
浜松の持参米飯を考える会
日頃より、大変お世話になっております。ご要望としてお寄せいただきました件につきまして、下記のとおり回答させていただきます。回答が遅くなり申し訳ありませんでした。よろしくお願いいたします。
1 6割以上の保護者が「やめた方がいい」との回答をしています。「持参米飯」は廃止する方向で検討してください。
【回 答】
夏季の衛生管理、保護者の負担等、持参米飯に関するデメリットは市としても承知をしており、既に検討を進めております。しかしながら、仮に持参米飯を廃止した場合、週に5万8000食あまりの委託米飯を確保しなければならないため、下記のような課題があります。
・食数が多いため、業者によっては先行投資により設備・備品等の拡充をする必要がある。
・業者の状況によっては、新たに学校給食に米飯を提供していただける業者を開発する必要がある。
・業者の状況によっては、学校における米飯の提供方法を変更する必要が出てくる可能性がある。その場合、学校の設備や備品等の整備が必要となる。
以上のような課題を克服するために、今後も業者との調整、学校の状況確認・等を継続して行い、課題解決に向けて検討してまいります。
2 「持参米飯」を行う理由が分からない、またはその意義に賛同できないとの声がありました。保護者が納得できる説明をしてください。
【回 答】
昭和53年から持参米飯を実施するにあたり、下記のように目的を掲げてきました。
・朝、ご飯を炊くことで、朝食が米飯になり朝食をとる機会が増える。
・子供の食べる量や健康状態を把握することができる。
・準備や片付け、残食量を話題に、親子のコミュニケーションを図る。
しかしながら、時代の流れとともに、夏季の衛生管理、保護者の負担等の課題が浮き彫りとなってきていることから、1で回答した米飯確保の課題を含め、持参米飯の実施の可否について検討してまいります。なお、上記の目的について疑問を呈する御意見をお寄せいただくことがありますが、逆に持参米飯の良い面に賛同する御意見をいただくこともありますので、これらの御意見と現状の課題から、総合的に判断してまいりたいと考えております。
3 「継続した方がいい」の回答で、その理由で最も多かったものが「ご飯の量を子供に合わせて調整できるから」でした。これは学校給食の米飯をアルミパック式ではなく、よそって配膳する方法にすることで解決されます。「アルミパックご飯」について疑問視する声も複数あり、食品ロス、アルミ削減に対応するためにも「アルミパックご飯」廃止も検討してください。
4 「アルミパックご飯」を行っている経緯、意義、安全性などについて説明してください。
【回 答】
3・4については、関連性がありますので合わせて回答いたします。アルミパック米飯については、昭和48年頃から国内産の米を学校給食に定着させることが国の方針として示されたことを受けて、米飯の提供方法が検討されました。しかしながら、当時はパンを基幹とする給食が定着しており、学校給食に米飯を提供する業者もなかったため、アルミパックを利用して、既存のパン釜によって炊飯する方法が考えられました。この方法により、炊飯のための施設の建設や既存設備の改修、業者の多額の設備投資などをすることなく、迅速に米飯提供に対応することができ、現在に至っています。
なお、アルミパック米飯を廃止した場合は、1で回答した課題以上の米飯供給体制を確保しなければなりません。そのため、様々な課題を一つ一つ検討し、総合的にアルミパック米飯の廃止の必要性や緊急性について判断していきたいと考えております。
また、アルミパックの安全性については、「食品環境検査協会」及び「日本食品分析センター」よって、分析試験が行われています。この試験により、アルミニウムや鉛などの溶出はなく、安全性に問題はないことは実証されています。
5 今回、外国籍児童生徒の「持参米飯」実施状況を心配する声を聴き、ポルトガル語でアンケートを実施しましたが、残念ながら回答が少なかったです。ポルトガル語以外の家庭も多くあるため、該当児童生徒の保護者への聞き取り等を検討してください。
【回 答】
様々な家庭の事情により、米飯を持ってくることができない児童生徒がいることは、市としても把握しております。外国籍児童生徒の家庭事情もその中の一つと考えております。多様化する家庭の事情に配慮する必要性が、持参米飯開始当時と比較して増しているということは、承知をしておりますので、改めて「外国籍児童生徒の家庭事情」のみに特化した調査を行う予定は現段階ではありません。
回答は以上です。よろしくお願いいたします。
浜松市教育委員会学校教育部
健康安全課 學校給食グループ
↑↑
以上が、頂いた回答となります。
#浜松の持参米飯を考える会
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「浜松の持参米飯を考える会」は、昨年秋、約2か月間にわたって行われたネットアンケート結果をもとにした要望書を昨年12月21日(月)に浜松市教育委員会へ提出しております。
その要望書に対する回答を教育委員会より頂けましたので、今日はその内容をお知らせしたいと思います

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浜松の持参米飯を考える会
日頃より、大変お世話になっております。ご要望としてお寄せいただきました件につきまして、下記のとおり回答させていただきます。回答が遅くなり申し訳ありませんでした。よろしくお願いいたします。
1 6割以上の保護者が「やめた方がいい」との回答をしています。「持参米飯」は廃止する方向で検討してください。
【回 答】
夏季の衛生管理、保護者の負担等、持参米飯に関するデメリットは市としても承知をしており、既に検討を進めております。しかしながら、仮に持参米飯を廃止した場合、週に5万8000食あまりの委託米飯を確保しなければならないため、下記のような課題があります。
・食数が多いため、業者によっては先行投資により設備・備品等の拡充をする必要がある。
・業者の状況によっては、新たに学校給食に米飯を提供していただける業者を開発する必要がある。
・業者の状況によっては、学校における米飯の提供方法を変更する必要が出てくる可能性がある。その場合、学校の設備や備品等の整備が必要となる。
以上のような課題を克服するために、今後も業者との調整、学校の状況確認・等を継続して行い、課題解決に向けて検討してまいります。
2 「持参米飯」を行う理由が分からない、またはその意義に賛同できないとの声がありました。保護者が納得できる説明をしてください。
【回 答】
昭和53年から持参米飯を実施するにあたり、下記のように目的を掲げてきました。
・朝、ご飯を炊くことで、朝食が米飯になり朝食をとる機会が増える。
・子供の食べる量や健康状態を把握することができる。
・準備や片付け、残食量を話題に、親子のコミュニケーションを図る。
しかしながら、時代の流れとともに、夏季の衛生管理、保護者の負担等の課題が浮き彫りとなってきていることから、1で回答した米飯確保の課題を含め、持参米飯の実施の可否について検討してまいります。なお、上記の目的について疑問を呈する御意見をお寄せいただくことがありますが、逆に持参米飯の良い面に賛同する御意見をいただくこともありますので、これらの御意見と現状の課題から、総合的に判断してまいりたいと考えております。
3 「継続した方がいい」の回答で、その理由で最も多かったものが「ご飯の量を子供に合わせて調整できるから」でした。これは学校給食の米飯をアルミパック式ではなく、よそって配膳する方法にすることで解決されます。「アルミパックご飯」について疑問視する声も複数あり、食品ロス、アルミ削減に対応するためにも「アルミパックご飯」廃止も検討してください。
4 「アルミパックご飯」を行っている経緯、意義、安全性などについて説明してください。
【回 答】
3・4については、関連性がありますので合わせて回答いたします。アルミパック米飯については、昭和48年頃から国内産の米を学校給食に定着させることが国の方針として示されたことを受けて、米飯の提供方法が検討されました。しかしながら、当時はパンを基幹とする給食が定着しており、学校給食に米飯を提供する業者もなかったため、アルミパックを利用して、既存のパン釜によって炊飯する方法が考えられました。この方法により、炊飯のための施設の建設や既存設備の改修、業者の多額の設備投資などをすることなく、迅速に米飯提供に対応することができ、現在に至っています。
なお、アルミパック米飯を廃止した場合は、1で回答した課題以上の米飯供給体制を確保しなければなりません。そのため、様々な課題を一つ一つ検討し、総合的にアルミパック米飯の廃止の必要性や緊急性について判断していきたいと考えております。
また、アルミパックの安全性については、「食品環境検査協会」及び「日本食品分析センター」よって、分析試験が行われています。この試験により、アルミニウムや鉛などの溶出はなく、安全性に問題はないことは実証されています。
5 今回、外国籍児童生徒の「持参米飯」実施状況を心配する声を聴き、ポルトガル語でアンケートを実施しましたが、残念ながら回答が少なかったです。ポルトガル語以外の家庭も多くあるため、該当児童生徒の保護者への聞き取り等を検討してください。
【回 答】
様々な家庭の事情により、米飯を持ってくることができない児童生徒がいることは、市としても把握しております。外国籍児童生徒の家庭事情もその中の一つと考えております。多様化する家庭の事情に配慮する必要性が、持参米飯開始当時と比較して増しているということは、承知をしておりますので、改めて「外国籍児童生徒の家庭事情」のみに特化した調査を行う予定は現段階ではありません。
回答は以上です。よろしくお願いいたします。
浜松市教育委員会学校教育部
健康安全課 學校給食グループ
↑↑
以上が、頂いた回答となります。
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この記事へのコメント
「持参米飯」を行う理由について、浜松市が昭和53年から持参米飯を実施するにあたり、目的を掲げてきたとのことであるが、浜松市ホームページには、市民の声に対する回答としての記載しかなく、また、浜松市または、浜松市の各学校からの通知にも記載がありません。
これは、行政の怠慢ですよね。
浜松市文書行政課に対して、持参米飯の目的を市民に周知する文書、または、ホームページの記載を開示請求していただけませんか?
おそらく、関連する文書は何も出て来ないと思われます。
それを根拠に、市議会議員さんに問題提起して頂くよう働きかけましょう!
これは、行政の怠慢ですよね。
浜松市文書行政課に対して、持参米飯の目的を市民に周知する文書、または、ホームページの記載を開示請求していただけませんか?
おそらく、関連する文書は何も出て来ないと思われます。
それを根拠に、市議会議員さんに問題提起して頂くよう働きかけましょう!
Posted by 持参米飯廃止 at 2021年04月14日 20:27
お返事が遅くなりましてすいませんでした。
市内小中学校の保護者へ、「持参米飯」の意義や経緯等の説明について、新年度、新学期にぜひお願いします。と3月に市教委へ連絡致しました。
それについての回答はありませんでしたが、昨日来年度より給食費の公会計化へ移行するに伴い、持参米飯も廃止するとの決定が報告されております。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6066b34f9ae4cb272a6064d1bb7d168da8a2786d
多くの保護者の方々がアンケートにご協力くださり、その声を受け止めてくれた結果だと思っております。
コメント、ありがとうございました。
市内小中学校の保護者へ、「持参米飯」の意義や経緯等の説明について、新年度、新学期にぜひお願いします。と3月に市教委へ連絡致しました。
それについての回答はありませんでしたが、昨日来年度より給食費の公会計化へ移行するに伴い、持参米飯も廃止するとの決定が報告されております。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6066b34f9ae4cb272a6064d1bb7d168da8a2786d
多くの保護者の方々がアンケートにご協力くださり、その声を受け止めてくれた結果だと思っております。
コメント、ありがとうございました。
Posted by jisanbeihan
at 2021年05月12日 19:20

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